2011年6月27日月曜日

【「四コマ」でまちを表現しよう!】の裏側

いよいよ、企画から準備まで行った講義を開講することになった!
講義内容を墨大のHPにアップしてもらってからはというもの、誰が参加してくれるのか楽しみで仕方なく、ほぼ毎日参加者の欄をチェックし続けた。

…がしかし、一向に参加者が増えなかった。
『所詮、自分が考えたことなんて相手にされないのか』、『自分の人脈って低いなー』とか思いつつ、当日を迎えた。もしかしたら、講座当日の15時になったら誰か飛び入りで来てくれるのかもしれない、とか期待に胸を膨らませていた。前日の夜も『どんな感じに進めていこうか?』、『どんな四コマににしたら、ウケるのかな』など考えながら、就寝した。

結局15時になっても、参加者は現れず、「15時に京島校舎のシャッターを下ろして、まちにネタを探しにいく」というスケジュールを変更して、1時間校舎内でネタを探した。『さすがにもう誰も来ないのでは?』と思い、16時にシャッターを下ろし、ネタを探しに出掛けた。

ネタ探しの最中に恥ずかしかったことと言えば、京島校舎にいたダッフィーを連れ出してポケットパーク内で撮影を行ったこと。人目につかないのでないかと思って選定した場所であったが、一人またひとりと通りがかりに横目でちらちら見られた。別に悪いことをしてるわけではないのだが、20歳を越えた男がくまのぬいぐるみを被写体として撮影してることに後ろめたさを感じていた。
どうしてもコマに自分を登場させたかったので、シャッターを切ってもらうお願いもできなく、セルフタイマーで撮影を行うことにした。

セルフタイマーの時間調整を間違えての一枚…


ちょうど雨が上がっていたので、そのまま京島南公園まで行き、気になったものを所々写真に収めた。

京島校舎に戻ってからは、四コマの編集作業をパソコンで行う予定だったが、カードリーダーを忘れてしまい、デジタル一眼で撮影した写真をパソコンに移せず、紙に下書きを行った。企画を行う者として、準備が足りなかったなと反省。この期に及んで、『参加者がいなくて良かった~』と安心している自分がいた。

今回やってみて…
実際の大学の先生やアーティストさんなどにとっては、参加者をもたずに講座をやることはおそらく新鮮で新しい発見があるかもしれないが、自分にとっては「(自分の作った四コマの)反応がもらえない」ことや、「他の参加者の視点を知ることができない」など、この講座に意味はあったのだろうかと不安に感じた。そこを通りがかった方に「シャッターを切ってもらう」ことや、「自分の作った四コマを見てもらい、反応をもらう」ことができればいいのだが、まだどうもそこの段階まで踏み切れなかった。
これにあきらめず、また企画をしてみよう!

果物屋のおかあさんから、『今日は、おにいさん一人?』と話しかけられ、バナナを頂いた。一人の時にバナナを頂けたのは、なんとこれが初めて!
通りがかりに差し入れを頂けたりする関係性(こういうなんて言うのでしょうか。気兼ねない関係性?)を創り上げていきたいと考えている。そのためには、果物屋のおかあさんや、まちの人にとって、もっと目に見える形で還元していけたらいいのだけど、と思った。

中島和成

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