2011年1月15日土曜日

講義録:感覚交換散歩演習Ⅰ(栗林)

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日時:2011年1月15日(土)13:00-17:00
場所:京島校舎に集合→周辺を散歩
参加者:学生3名+教員1名
内容:
講師が開発した感覚交換支援ツール"語りカメラ”を通して散歩を行うことで、風景の感じ方を開拓します。語りカメラとは,撮影対象について物語る声を記録するシステムです。“語る”という行為を支援することで、撮影行為の元となった衝動や感覚の認知・表現・伝達を促進します。語る内容を探し出す必要性があることで、撮影対象への能動的な関わりを生み、発見や気づきを促進します。語りカメラで記録した写真と音声を撮影場所で再生することで、写真には表れない撮影者の感覚・感情の追体験を行います。
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13:00に京島校舎に集合。
参加者は、友廣くん(墨田在住)と、小野田さんと、中島くんと栗林の4名。
初めに、写真を撮りながら感じたことを語るという行為をイメージしてもらうために、語りカメラで記録された音声と写真のサンプルを鑑賞した。
その後、約1時間、各自好きなところを散策し、気になった場所やものごとを発見してもらった。
続いて、4人まとまって歩きながら、それぞれがおすすめの場所に行き、語りカメラで収録していった。
もともと自分が気になった場所だけでなく、別の人が紹介した場所に対して何か語りたいことがあった場合も収録した。

以下に、4人で歩いた体験の記録と語りカメラで記録した写真と語りをひとつずつ紹介します。

●友廣



●小野田



●中島



●栗林



今回は、語りカメラを使って、個人的に惹かれた場所を撮影者の思いとともに記録した。
語りプレーヤを使用することで、記録したデータを、位置情報や移動履歴と関連して再生することができるのだが、今回はその機会を設けることができなかった。
今回記録した写真と音声を別の人が追体験する機会を別に設けたい。

同じ街、同じ道を異なった観点を持つ人でその魅力を発掘して共有していくことで、さまざまな観点からその街が浮かび上がってくる。
今後も継続して、語りカメラで街を記録してことで、個人的で多様な観点と撮影者の思いを通して、街を体験するきっかけにしていきたい。
(報告:栗林賢)

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